今回の選挙は、どこかの沖縄や大阪のように本質を失うような争点はありません。例えば、今回でしたら広域行政を踏まえた中核都市を目指し、高砂市、稲美町、播磨町との合併などの目玉政策を掲げ市民のみなさんに訴えた方が面白いですが、そこまでには至りません。しかし、言い換えれば今回の選挙は純粋なまちづくりの選挙で、これからの「まちの仕組みづくり」や「本当のリーダーはだれなのか?」が真剣に考えられることのできる選挙です。是非、これを期に皆さん積極的に参加してください。そして、今まで、この加古川を創ってきたのはだれか?そのリーダーはだれだったのか?よく考えてみてください。
色々な候補者が手を上げられていますが、その中にオープンとかクリアを特に取り上げている方がおられますが、確かにそれは必要なことです。しかし、今まで決してクローズだったか?といえばそうでありません。現に、情報公開条例もあり監査請求権もあります。むしろ、我々が無関心で任せきりだったのかもしれません。また、改めて議会も機能していたのか?も考えさせられところです。皆さんは、よく、「市役所の組織や体質はどうなってるの?」と聞かれますが、これは、どこの市でも課題になっておりますし加古川市だけがということを考えますと、この4年間で感じることもありましたが、そんな中でも、一生懸命頑張っている職員もいます。特に取り上げられるのが、一昨年の汚職事件であります。そのことは、あくまで個人の資質の問題であり公務員の自覚に欠けるもので、少し論点は違いますが、民間での取引では慣習でありほとんど罪にはなりません。大きなプロジェクトは「市の職員が交渉してできるのか?」不安を感じさせられました。しかし、私なりにこれ以来、管理監督責任は、どこにあったのか?このことは、誰であればきっちりできていたのか?いつも考えるようになりました。皆さんはどのように考えますか?
よく、しがらみのない政治といいますが、しがらみのない方とは誰のことですか?我々をはじめ各種団体や協会に属する経済界の方や町内会は別としてもなどの組織の方の方が本来まちづくりを一生懸命考えている方だと思います。今、加古川市に必要なのは、財政状況をしっかりと把握し、適材適所の安定的な運営と采配ができ、みんなでまちづくりできるリーダーであります。現場を知らない机の上の政治は少し不安に感じますし、「改革」という言葉だけが先走っているような気がします。
議会との信頼関係を築くことは、大変難しいことだと考えます。市長と議員は常に対立軸にあることが基本だと考えますが、時には協力賛同して進めていかなければならないこともあり、そうでなければ市民の不幸を招く可能性もあります。車に例えますと、常に車の両輪であり協力関係でなければ燃費も悪くスピードも出ません。
今こそ!みんなでこの町を創るチャンスです。それを十分に理解できる人物は言うまでもありません。石堂さんを落とすことは市の損失であり、5年先10年先の加古川の未来が失しなわれるかもしれません。
みなさんとともにこの加古川市をつくりましょう。