現在、本市の議会において議会基本条例はありません。一昨年の8月から議会では議会改革推進特別委員会が設置され検討してまいりましたが、昨年の6月議会で中間報告がなされ、一問一答方式については選択制により進めていくことになりました。議員定数、議員報酬、議長任期、政務活動費など様々な課題は先送りになっています。本来、議会は市民の皆様の声を反映させそれを行政に質問や提案をしながら、市民の諮問機関の役割を果たし、わかりやすい開かれた議会でなくてはなりません。質問のやり方を解り易くするためのひとつの手段ではありますが少し前に進んだと考えます。今後、議会基本条例そのものの必要性も踏まえて考えていかなければなりません。先ずは、議会活動、議会運営について改革が必要なところはしっかりと検証し、出来るところは条例制定がなくてもすぐにでも取り掛かれることはあると考えます。また、地方分権のあり方やその効果についても、検証し我々議員自身が「どのように行動していくのか」具体的に考えていかなければなりません。更に、市民に開かれた議会を目指すには、傍聴や公聴などの活性化、議会の広報についても、より良いものにしていき、議会活動の中で市民の皆様に積極的に報告会や公聴会などを開き、参加していただくための機会をつくることも必要であり、その上で、市政を身近に感じていただき積極的な政治参加を促していかなければならないと考えます。まさに、時代が求めるものでありその役目を果たすのが我々議員の役目だと考えます。