皆さんいかがお過ごしでしょうか?
私は、市議会議員になり一年が経とうとしております。その中で、日々、「自分に何ができるのか? この一年はどうだったか? これからの実績は残せるのか?」少し自問自答しながら、一年目の締め括りでもある6月議会に臨みます。質問の内容としましては、どちらかといいますと質問というより要望的なものになっておりますが、少しでも加古川の活性化につながればと考え頑張ってみます。
内容は以下の通りです。

さて、東日本震災後の本市におきまして、自粛ムードが広がり、経済も大変厳しい状況が続いており、未だ回復の見通しがつかない状況であります。
建設業におきましては一部の資材が入らないため工事が進まない、また、自動車業界におきましても部品供給力の低下や節停電により生産が進まないことから新車が中々入ってこない状況が続いております。加えて、加古川商店街も軒並み人の流れが悪く、売り上げも下がっていると聞いております。さらには、本市の花火大会も中止となり、このままでは本市の経済状況はますます悪化することが懸念されるところです。
この状況の中、本市として緊急的に何らかの手を打つべく、まずはきっかけをつくることが必要だと考えます。去る5月21日22日に姫路で、第6回目のB-1グランプリが開催され、近畿、中国、四国からだけでなく全国の優秀なお店も出展され大盛況だったと聞いております。 11月にグランプリ本祭が迫っていることから、まさに今このチャンスを生かさなくてはなりません。しかも、できるだけスピーディに、かつ多額の費用を懸けずにより高い効果のあるものが求められるところです。そのために、行政として知恵を絞っていかなければなりません。
今年度、本市の取り組みとして、地域活性化事業をはじめ、中心市街地活性化事業や加古川生まれの製品による農・工・商活性化事業など手掛けておられますが、その効果や認知度におきましても本市市民に本当に理解し協力いただいているかは疑問が残るところです。
そこで、本市のPR、その事業の認知度を向上させる方法として、一例を挙げさせて頂きます。こちらのフリップ(285.4KB)をご覧下さい。例えば、加古川バイパスの東神吉町船頭と平岡町新在家に、それぞれ陸橋や歩道がかかっております。それらにPR看板を設置してみてはどうでしょうか?
皆さんもご承知の通り、加古川バイパスは神戸と姫路を繋ぐ主要幹線道路として役割を果たしており、今や交通量は、国土交通省「近畿地方の交通量平成17年度道路交通センサス」によりますと平日約10万2千台、休日約8万5千台であり、年間にすると約3,500万台に上ります。南北道路の完成により、今後さらに交通量が増大することは間違いありません。
この大規模な数字に着目して、年間3,500万台のドライバーの仮に1%が看板を見たとしますと、加古川市の人口より多い35万人にPRできる効果が見込めることになります。また、PR看板そのものが本市を示すランドマークとして市内外に印象づけ、親しまれることも考えられます。
例えば、「かつめし」をPRする場合でしたら、次のようなものが有効でしょう。
  1. かつめしの実物写真
    →例えばこのような写真です。
  2. かつめしが加古川でしか食べられないこと
    →次のランプで降りてもらうこと。
  3. ネット検索「かつめし」
    →由来の説明、ブログ、ナビゲーション情報、合わせて本市の他の観光情報の提供などを行なう。
  4. かつめしマップと連携
    →気軽に来店できるようにする。
他にも、「国宝 鶴林寺」、「棋士のまち加古川」、「バンディオンセ加古川」、「おどっこまつり」等々、本市の様々の物事がPR可能でしょう。また、このような事業を含め本市がすすめていく基本構想の中で、本市市民にたいしまして、まだまだ周知が足りないような気がいたします。
今後、一括してPRする課を設置することや、または、既存の課にて所管業務にいれ、もっと具体的にそれぞれの事業をPRする機会を増やすことが重要だと考えます。
このようなPR活動を通じて、少しでも本市に立ち寄って頂き、交流人口を増やすことは経済好転のきっかけとして大変大切であると考えます。また、3月議会のバイパス利用に関する理事者側答弁も踏まえてご検討いただき、次の質問に対しまして再度、前向きなご答弁いただきますようお願いいたします。
1点目 市のPR用の横断幕や常設看板を加古川バイパスに設置することについて
2点目 これらの各事業の推進にあたり、PR事業課を設置することについて
3点目 本市の基本構想のうち「まちづくりの基本目標」を、どのように市民にPRしていくかについて
以上お尋ね致します。

生まれ育った郷土のために! 頑張ります。今後ともよろしくお願いします。