皆さんいかがお過ごしでしょうか?初めての市政報告会を3月5日平荘町、3月6日上荘町で行いました。初めてのことで、かなり緊張しましたが無事に終えることができました。改めて、初心に帰りしっかりと皆さんの声を市政に届け、夢の実現のために頑張っていきます。

元気な加古川、わかりやすい市政を目指して!

3月9日午後2時20分より本議会にて一般質問いたします。
内容を掲載いたします。
人口減少による各地区のコミュニティの衰退と今後の対策について掲載しています。よろしくお願いします。


新政会の玉川ひできでございます。通告に従いまして順次質問させていただきます。大項目1点目は
人口減少による各地区のコミュニティの衰退と今後の対策について
お尋ねします。
本市では、平成32年度の人口を、現在より若干減少する26万5千人と予想されております。その人口が減少する主な要因としましては、北部地域や西部の一部地域において、人口の自然減少が続くことが考えられます。例えば、平成7年度と今年度の各町別人口数を比較しますと、神野町、平荘町、上荘町、米田町、志方町、西神吉町において減少しております。これらの地域では、小学校の生徒数も明らかに減少していることから、このまま高齢化も進み続いていきますと、次の世代を支える担い手がいなくなり、町内会組織自体が維持できなくなる、いわば限界集落になってしまいます。
一方、比較的利便性の高い都市部では、単身の高齢者をはじめ、若者も多く住み始めており、依然、人口は増加の傾向にありますが、その反面、住民間のコミュニティは徐々に稀薄なり、無秩序なまちに変ろうしているのではないでしょうか。いや、すでに定着しつつあるかもしれません。
これまでは、新しく転入されて来られた方と長く加古川に住まれた方々が仲良く協調しながらまちづくりを進めてきた加古川市でしたが、人口減少や人の流れの変化により、コミュニティの稀薄化がより多くの地域ですすみ、地域のいろいろな活動が困難になるのではないかと考えます。
そこで、私は、本市が掲げられております「地域の絆づくり」による市民参加型の協働と参画のまちづくりについては、高く評価をするものですが、一方においては既に担い手が不足していることから考えますと、具体的な事業実施は大変厳しい状況にあるのではないかと心配しているところであります。しかしながら、本市の総合基本計画に掲げておられる、「いつまでも住み続けたいウエルネス都市加古川」を実現させる、いつまでも住み続けるための社会保障となる経済対策事業の担保や社会資本基盤整備に係わる事業に先ずは注力をいただき、景気回復や雇用環境の改善に努めていただくとともに、地域が主体的にまちづくりに取り組める為の支援事業を進めていただくことを要望します。
更に、人口減少による少子高齢化が進む中において早急に、具体的に、子育て支援対策や緊急雇用対策において新しい事業も掲げ、進められておられますが、その効果がしっかり出るよう努めていただくことも強く要望いたします。
そこで二点をお尋ねします。
一点目は、田園まちづくり制度の事業成果と今後の支援策について
ですが、現在北部地域等においては、その過疎化を少しでも防ごうと、田園まちづくり制度を勧められておられますが、今日までの事業成果はどのようになっているのでしょうか?そして、担い手不足が懸念される地域にあって、今後さらにその成果を上げていくための支援策はお考えでしょうか?お尋ねします。
二点目は、中心市街地の役割とその都市機能をいかした、高齢者にも対応したまちづくりについて ですが、
本市の中心市街地が市民にとりましてどのような役割を担うとお考えでしょうか?そして、その中心市街地の都市機能を中心市街地周辺区域や市街化調整区域にお住まいの方々、特に高齢者の方々が気軽に利用するために、今後、何か工夫され、どのようになればよいと考えておられるのでしょうか。今後の課題も含めてお尋ねいたします。

その次に、大項目2点目ですが、

本市の北部地域の観光資源の認識について

本市には、国宝鶴林寺や教信寺など歴史的建造物があり、4月には桜のきれいな日岡山公園があり、また、加古川名物かつめしも近年全国的にも認知されつつあります。地場産業としましても、国包の建具や志方の靴下、そして、加古川和牛、加古川の銘菓(めいか)をはじめとするいろいろな特産品も古くから存在します。特に、みとろフルーツパーク、加古川温泉みとろ荘、古くからあります加古川ゴルフクラブ、緑豊かな平荘湖や権現湖またその施設等、レガッタ大会を開催してます漕艇センターと加古川流域、宗佐の厄神さん、5台の屋台が勇壮な練の行われております上荘神社の秋祭り、レクリエーション施設が南北に広がる加古川河川敷公園、志方の高御山と、数えれば、まだまだ、たくさんの施設、名所が北部地域を中心として点在しております。その他に、イベントにおいては踊っこ祭り、加古川花火大会、加古川楽市、ツーデーマーチ、近年では加古川マラソン大会など規模的、集客的に見ましても大きくはありませんが、東播磨の中においては他にはない、自慢できるイベントであると考えます。
これらすべては、子供から高齢者まで十分に楽しめる観光資源だと考えます。しかし、これらを一つ一つは確立し認知されているものの、一体的に観光してもらうプランや企画が本市民をはじめとして、少し認識が足りないように感じます。
一方、昨年度より「棋士のまち加古川」として、世代間を超えた交流をはじめ、多くのプロ棋士を観光大使として拝命され、本市を全国的にPRできる機会が増えつつあります。また、加古川北高校野球部も全国選抜高校野球大会出場という偉業を成し遂げ益々全国的に認知度が上がってくる本市だと考えられます。
これらのことで、全国各地から、多くの観光客が訪れるチャンスが来たともいえるでしょう。行政としてそのチャンスを生かすためにも、「一度来られたらもう一度行ってみたくなる」ような企画をたて、その受け皿をしっかり考え構築していかなければならないところであります。
特に北部地域におきましては、少子高齢化が進む中において、町の活気がなくなり地域が衰退していく中で、観光という観点から地域を活性化し、交流人口を増やすことは非常に大切なことと考えます。また、東播磨地域の中でも希少な山側の魅力は本市北部地域にしかないといっても過言ではないと考えます。
南北道路も完成しつつある中で、その周辺地域も踏まえて活性化させるための施策を早急に検討していただきたいと考えます。
また、本市に来られる観光客が更に、レクリエーション施設の有効活用を通じて一泊二日していただけるような施設の整備の見直が求められるところです。それにより、本市民の本当の憩いの場所をつくることはそこにコミュニティが生まれ、引いては郷土愛を育むことも考えられます。
そこで、四点お伺いします。
一点目は、本市総合基本計画において、にぎわいの中で暮らせるまちづくりをめざしての中に観光振興において、具体的にどのようになお考えをお持ちなのかお伺いします。
二点目は、加古川市の観光ビジョンなどを作成し中長期的な計画を構築し市民にもっと解り易く、そして市民の皆さんがわくわくするようなまちづくりをしてみてはどうでしょうか?
三点目、観光入り込み客数は指標で平成21年度において2217000人と示され、平成27年度において2,559000人としておられますが、この数字の根拠と意味をお聞かせください。また、日帰り客数と宿泊客数は分けておられるのか?お伺いします。
四点目、加古川に来られる観光いりこみ客において、日帰りされる方と一泊以上される方の割合はどのように認識され、今後どのようなお考えがあるのかお伺いします。